HISAKOブログ

シャフリングベビー(ハイハイしない赤ちゃん)

syafful 1 - シャフリングベビー(ハイハイしない赤ちゃん)

 

みなさんご存知のように、
わたしは11人の赤ちゃんを産みました。

11通りの子育て。
経験値が高いから、もう何が来たって
だいたいわかるし余裕でしょ?

いろんな人たちに言われます。

でも実は、残念ながらそうでもないんですよね〜。
子どもの性格、特性、個性なんて
一万人いたら一万通りです。
誰一人として、同じ定型パターンで育っていく子なんかいなくて
わたしが経験してるのなんか、
たかだか、たったの11通りでしかありません。

11人目の、ととちゃん。
彼女にも
「こんなパターン初めて!」「なんだこりゃー」
を、経験させていただいてます。

というのも、
彼女、後期乳児健診(10ヶ月〜11ヶ月)の時点で
ズリバイもハイハイをしていませんでした。

うつ伏せの姿勢が大嫌い。(激怒されます)
よって、寝返りもしません。

起きている時間は、ひたすらシャキーン!と
背筋を正して座り続け、
そのままクルクル回ったり、
微妙に移動するだけでした。

欲しいものが、あとちょっとで届きそうなところにあれば、
座ったまま身体を前屈させて(柔らかっ!)、
とりあえず手を前に伸ばしてみる。。。
届かない。諦める。(オイッ!)

前に進みたいという意識を芽生えさせるための
動機付けをしてあげても、
彼女には、まったくの無意味でした。

もっとガツガツ来てほしいんやけど・・・
母の想いも虚しく、

「そこまでして、動きたないねん」

それがととちゃんの心情ですね。

同じぐらいの月齢の子たちは
ハイハイやつかまり立ち、つたい歩きをして
歩く意欲を見せ始めているのに、
うちの子だけ、明らかに出遅れていました。

生後11ヶ月で寝返りしない、
まったくハイハイの気配がない、
つかまり立ちもしない、座ったまま・・・って
どう考えても一般的な発達ペースとしては、
『普通』を逸脱していますよね。

何か異常があるのでは・・・?

この状況、
たぶん、初産のママだったら
不安になってしまうだろうと思います。

ととちゃんのような特徴を持つ赤ちゃんを
『シャフリングベビー』と言います。

シャフリングとは、
「足を引きずって歩く」という意味の
英語「shuffle」からきています。

大多数の赤ちゃんは、

首がすわる→寝返り→寝返りがえり→ズリバイ→ハイハイとおすわり
→つかまり立ち→つたい歩き→ひとりで立つ→一歩が出る

という順序で発達していきますが

シャフリングベビーは
膝やおしりを床につけたままで器用に移動します。
そして、極端にうつ伏せが嫌いな子が多いため、
一般的に紹介されている発達の順序を
ことごとく守りません!

ととちゃんも例外にあらず、
うつ伏せなんか、ア〜ンパンチ!
ハイハイなんか、ア〜ンキック!

強制的にうつ伏せにさせたところで
一瞬技のキレのいい動きで、
おすわり姿勢へチェンジ、ふりだしに戻る・・・(ー ー;)

「おしりが床についてるのが安心するねん。
余計なことせんとって!」

やる気ナシ・・・
まるで進展しないまま
1歳の誕生日が近づいていきました。

移動手段の『おしり歩き』には、
本人はとくに不自由を感じないようです。
ということは、彼女にとっては
ハイハイする意義も見出す必要がないでしょうし、
立つことにもたいしてワクワクしないんでしょうね。(^^;;

ばぶばぶにも、何人かシャフリングちゃんが
通院されているのですが、観察しているとだいたい
他の赤ちゃんより半年ぐらい遅く、1歳半前後で歩く子が
多いように思います。

みんな共通しているのは、
知的な発達、身体の筋肉の発達に違和感がないこと。
首のすわりやおすわりは、だいたい月齢どおりに
できるようになることです。

ただ彼らはひたすら

うつ伏せなんて嫌い!
寝返りなんて興味ない!
ハイハイなんでしなくちゃいけないの?
立つなんてめんどくさい!
それが何か?

・・・それだけのことなんです。
単なる個性なんですね。

ですから、うちの子はシャフリングベビーかも?と思ったり、
小児科で指摘されても
ほとんどの場合は病気や障害はなく、
赤ちゃんのひとつの発達の方法であると
考えてもらっていいと思います。

体重、身長の増加や
発達の目安・・・

つい、ネットで調べて、
わが子がそこに当てはまれば安心し、
ちょっとでも当てはまらないと
不安になってしまったりしますよね。

でも、赤ちゃんの発達とは
本当にさまざまな個人差があるものです。

ママは焦らず、赤ちゃんの発達のスピードを受容し、
気長〜〜に待ってあげてくださいね。
とくに心配することもないし、
特別な支援も必要はありませんよ。

オモロイ子やな〜〜
めっちゃ個性的やな〜〜

みんなとちょっと違うことを楽しむぐらいの勢いで、
大きな器で見守ってあげてほしいと思います。

昨日、シャフリングベビーちゃんが
久しぶりにばぶばぶに来てくれました。

1歳半になった彼女は、
何事もなかったかのようにスタスタ歩いていました!

一旦歩けるようになったら、
そこからはみんなと同じように発達して、運動能力も
メキメキと伸びていきます。
ママいわく、
歩き始めは1歳5ヶ月のときだったそうです。

ごくまれに、
なんらかの病気が隠れていることも
ないわけではありませんが、

その場合には

表情が乏しく目が合わなかったり
泣き方が弱かったり、
身体がぐにゃっと柔らかすぎる感じがしたり
おっぱいミルクの飲みっぷりが悪かったり
手の使い方、指の使い方に問題があったり

というような、シャフリング以外の
他の症状も顕著に現れてきます。

ととちゃんは、
寝返りしない、ハイハイしない以外は
助産師というプロの視点から冷静に判断して
なんの違和感もありませんでした。

11人目にして初めて経験させてもらったシャフリングベビー。
いろんな発達のパターンがあるんだよ、ということを
実経験を通して、ばぶばぶに来るママたちに
リアルに話せる素晴らしい媒体となりました。

シャフリングベビーの特有の動き、独特の世界には
思わず見入ってしまいます。
巧みで鮮やかな身のこなし、
器用なアクションは超人的なウルトラCで
見方によってはすごく芸術的。
魅き込まれます!

ヒトの持つ運動能力や個性の発現の斬新さに
ほれぼれ・・・ただただ驚くばかりです。

独自性に富んだ行動をとる
華麗なるシャフリングベビーたち。
彼らは、わたしたち大人のように人と自分を比べて
「人と違うこと」に一喜一憂したり、劣等感を持ったり
自己否定したりすることがありません。

型破りであっても、自分は自分。
どこまでもマイペース、だけど着実に成長していきます。

動じず開放的な、規格外器量人である
シャフリングちゃんたちを
見習いたいなぁと思います。

・・・そして

後期乳児健診で
小児科の先生に苦笑いされたととちゃんの後談。

1歳の誕生日のちょっと前に
ようやくズリバイを始めました。
と、思ったら、いきなり自由自在の寝返りをするようになり、
みるみる四つん這いの正統派ハイハイを披露してくれるように。
間髪入れず、つかまり立ちとつたい歩きをするようになり、

誕生日の2日後には
自分の足で大地を踏みしめて立ってしまいました。

大器晩成型、既成の枠にはまらない
変わりダネ、ととちゃん。

誕生日前後からのあまりの展開の早さに、
母はついていけずにいます(^^;;

 

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