HISAKOブログ

精神科・心療内科の薬が必要なママへ

kusuri - 精神科・心療内科の薬が必要なママへ

妊娠中、産後は
ホルモンの急激な変化で不安定になりがちです。

女性ホルモン優位の妊娠期から出産を機に、
授乳ホルモン優位へと激変することで
ママの心はそのあまりのスピードについていけません。

コントロールできないほどの激しい感情の乱れに
追い打ちをかけるように
思い通りに動いてくれない子ども・・・

いくらママが行動計画を立てたところで
無残にも崩されていくこと、エンドレス。

赤ちゃんから幼児、
そして小学生、中学・・・

子どもの発達段階に合わせて
ママの悩みもどんどん更新されていきます。

ときに、どうしていいのかわからず
いっぱいいっぱいになることもありますよね。

そんな中、パパとの関係も、
出産前と同じというわけにはいきません。
育児観、教育方針の相違
ママ友との人間関係などなど
さまざまな要因が重なり
ママの心は悲鳴をあげはじめます。

もともと心療内科、精神科の受診歴がある
ストレス耐性が弱い人であったり、

とても明るく前向きな思考の人でも
何かの拍子に極度のストレスがかかる出来事に遭遇し、
心がそれを受け止めきれない状態になることも
起こり得ます。

先日、ばぶばぶに
精神科のDr.をされているママが来ました。

彼女の外来には
母乳育児中の患者さんがたくさん
訪れるそうです。

医学的見地から、
抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬、気分安定薬など
お薬による治療が必要なケースだと
判断されても

「授乳しているから、
精神科の薬は飲みたくないです」

「授乳しているから、
症状出てるけど我慢します」

薬物療法を頑なに拒む患者さんが多くて、
どう説明したら理解してもらえるんだろうか
医師として葛藤していると話してくださいました。

ばぶばぶでも、

無表情が心の限界を物語っているママが
来院されることがあります。

しんどい・・・
でもだからって、
どうしていいのかわからない・・・

気合いが足りないとか
心が弱すぎるとか
そんな単純なことではなく、

脳の機能がショートする病的な状況にある場合には
放置や自然治癒を期待することはとても危険です。

「授乳中やけど、
拒まんと受診してみぃひん?
飲んでも大丈夫なお薬、いっぱいあるで。
我慢しんでもいいねんで」

という話をさせてもらうのですが、

授乳中の薬、とくに精神科については
多くのママが不安に感じ
大きな抵抗感があるようです。

そもそも、精神科の病気は
誰にでも起こる可能性があります。

わたしたちの脳の中では
たくさんの種類の神経伝達物質が
情報のやりとりをしていますが、

その情報伝達物質のバランスが崩れると
感情や思考が変化し、
生活に支障をきたすことになります。

そんなときは薬の内服などの薬物療法で
情報伝達物質のバランスを整えることが
必要なのです。

授乳と薬を考えるとき、最優先は

『ママの心身の安定』

ママの精神状態がいいことが
子どもにとって一番大事に決まってますよね。

ママがもっとも優先すべきことを
勘違いしないでほしいのです。

「ママの笑顔」
優先1位を軸として、
その中で、いかに母乳育児を両立させることができるかを
わたしはママたちと一緒に考えたいし、
ママたちに伝えたいのです。

薬の内服は、
母乳育児を100%否定するわけじゃありません。

ですが、その事実は案外知られていなくて、

薬に頼る=母乳は諦めないといけませんか・・・?

ということを
しょっちゅう聞かれます。

その薬が赤ちゃんにとって
有害かどうかをどう判定するのかご存知でしょうか。

考慮すべきなのは2点。

1)内服した薬の成分が
母乳中に入り込む(母乳移行)

2)移行した薬の成分を母乳と一緒に
赤ちゃんが飲んだときに
身体にどんな影響があるかどうか

です。

母乳の中に薬があったとしても
赤ちゃんへの影響がない程度なら
事実上、心配はいりませんよね。

ですが、残念なことに
製薬会社の添付文書には、多くの精神科薬で
『授乳中の内服は禁忌』と書いてあります。

つまり、
「授乳中は内服したらあかんで!」
ということです。

製薬会社の薬の添付文書に
授乳中はダメと書いてあるものの多くが
他の機関での研究では「授乳可能」との見解です。
海外の研究でも問題ないとされています。

なんで、こうも見解がいろいろなんでしょうね。
統一してくれないと困りますよね・

実質的に、授乳中内服OKな薬が
製薬会社の添付文書ではなぜダメなのか?

これって実は
国や製薬会社の訴訟対策なんですよね・・・。

「母乳移行がある=片っ端から禁忌!」

では、短絡的すぎますね。

「母乳移行がある=赤ちゃんに影響は?」

という部分に着目、
考慮した上で禁忌なのか、授乳可能なのか
見定めてもらわないと困ります。

細かく検証されもせずに

「精神科の薬は全部アウトー!!」

それって、授乳中のママたちの健康を支えることを
放棄しているのと同じ。
不謹慎な話です。

妊娠・授乳期を通じて薬の内服をしないに
越したことはないと思いますが、
全否定の必要はまったくありませんよ!

ママたちに薬の説明をするとき、
大分県産婦人科学会の
「母乳とくすりのハンドブック」
をわたしはよく活用させてもらっています。

学会、添付文書、海外研究、国立成育医療センター
複数の専門組織による
授乳と薬に対する見解がわかりやすく記載されています。

これを見ていると
添付文書には「授乳禁」と書いてあっても、
それ以外の見地からは「授乳可能」という判断の
精神科の薬が圧倒的に多いのがわかります。

抗精神病薬や、抗うつ剤はほとんどOK。
一部注意の必要な抗不安薬があります。

常用する場合、
赤ちゃんの傾眠や体重増加不良のリスクに
注意しながら内服することが勧められています。
(それでも、授乳禁忌ではない!)

そして、これらの一部の薬も、
頓服として単発的に内服する場合には
その後数時間授乳を避ければ
ほぼ問題ないという見解がはっきりと記載されています。

というわけで、

注意が必要な薬は気をつけながら。

ママの精神的な安定を大前提に
主治医と相談しながら。

必要な薬をきちんと内服し、
笑顔で子育てできる心身の健康を
保てるようにできればいいですよね。

ばぶばぶに来てくれた
精神科Dr.は、授乳と薬について
本当によく勉強されていて、嬉しくなりました。
ママの味方やな〜!

ですが、残念なことに
「授乳中は薬は出せない」
「処方するかわりに断乳」
と軽々しく言っちゃう精神科の医師もいるのが現実です。

それって、はっきり言って知識不足。
子育て中のママに対しての
誠実さに欠けます。

そんなことなら、いっそのこと
主治医を変えてもらってもいいかもしれません。

ときには
断乳を余儀なくされる薬物療法が
必要になる場合もあります。

母乳は大事だけど
ミルクだからダメなんてことはないですからね!

ミルクでも赤ちゃんは何の問題もなく
すくすく元気に育ちます。

母乳絶対主義よりも
ママの精神状態が穏やかであることもほうが
ずっとずっと大事だからね!

そこ、勘違いしたらあかんねんで!

 

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