HISAKOブログ

矛盾する2つの教え 〜子どもへの性教育〜

inochi - 矛盾する2つの教え 〜子どもへの性教育〜

「望まない妊娠をしないことの大切さ」
「いのちが生まれることの奇跡」

この2つの矛盾をどう子供に伝えていった
らいいと思いますか?

私は小中学校の保健の授業や、
実母からの教育で、
「妊娠は簡単にしてしまうもの」
「望まない妊娠→中絶はしてはいけないこと」
と教えられて育ちました。

なので私は自分の身体をしっかり守って生きてきて、
社会人になるまでセックスの経験ありませんでした。
それからも、避妊は徹底して行ってきました。

娘を妊娠する前に、
3回避妊をせずにセックスしても妊娠しなかっただけで
「自分は不妊なのではないか」と悩み、
婦人科に駆け込んだ程です。
(夫は子供を熱望していたため、
自分に妊娠する能力がないなら
別れなければいけないと考えました。)

しかし病院では
「タイミングをとった訳でもないのに
3回くらいで妊娠しないのは悩むほどのことではない」
と言われ、

妊娠中に出会ったひさこさんのYouTubeで
勉強すればするほど
妊娠して無事生まれる事が奇跡すぎて、
子供の頃に教わっていた事とのギャップに驚くばかりでした。

実際、ひさこさんの動画のコメント欄を見ても、
「学生の頃はしっかり避妊してきたけど、
いざ子供がほしいと思っても中々出来なくて、
調べてみたら不妊だった。
若い頃に避妊頑張ってたのがバカみたい」
なんてコメントもよくお見かけします。

中絶が悪だと言いたい訳ではありませんが、
望まない妊娠をするべきではないので
気を付けなければならないという小中学校の教えは
間違ってはないと思います。

私はこれらの教えのおかげで
大人になるまで自分の身体を大切にしてこれた事に
後悔はありません。

でも一方で、妊娠出産って
そんな簡単なものでもないというのも事実です。

受精して、着床して、
無事に育って生まれてくる確率の低さを考えたら、
元気に生まれてきてくれた娘に
感謝しない日はありません。

矛盾する2つの事情を、
これから子供にどのように教えていけば良いでしょうか。
ひさこさんのお考えが聞きたいです。

↑↑↑

「望まない妊娠をしないことの大切さ」
「いのちが生まれることの奇跡」

この2つの教えは
相反することを示しているのでしょうか。
矛盾しているのでしょうか?

2つの教えをくっつけて考えると

『あなた自身が
自分、そして相手の体と心を大切にすることにより
望まない妊娠を避ける・・・
それこそが、いのちが生まれることの奇跡を
尊ぶということにつながる』

ということになるような気がします。

望まない妊娠では
その後の人生を左右するほどパニックになります。

不妊だと
自分がここに生きてる意味を考え、
どん底の気持ちを味わいます。

そして望んで宿ったいのちには
天にも登るような気持ちにさせてくれます。

生まれたあとはなりふり構わず
うまくいかない子育てに
必要以上に落ち込みます。

ほんの些細な子どもの言動に
大喜びし、嬉し涙を流します。

このように、わたしたちの感情を
ジェットコースターのように
かき乱す絶大な影響力を持った存在・・・
それがいのちなんですよね。

いのちが奇跡的であり、
何にも変えがたく尊いことであるからこそ

人の心を至福に連れていってくれる
光であるとともに
地獄に突き落とす恐ろしさ、
闇もまた持ち合わせているのです。

例えば結婚。

人生最高の幸せであるはずの結婚は
一歩間違えたら
DVやモラルハラスメントなど
地獄に突き落とされる恐ろしさを
持ち合わせていますよね。

尊い=幸せ

ではないのです。

尊い=不幸せ

そんな側面もあるからこそ、
さまざまな準備を整えてから
「尊いこと」つまり、いのちを
迎え入れることができたら素敵ですよね、

人と人との心を通い合わせる
セックスの素晴らしさ、
その延長上に待っている奇跡の妊娠のこと、
絶大な影響力を持ってこの世に生まれてくる
素晴らしいいのちのこと、

まずは、光となる部分を
子どもたちにたくさんたくさん
話してあげて欲しいと思います!

「今ここに生きてることってすごいことなんだなぁ」

光を実感できてこそ、
次の段階として子どもたちは
闇の部分を受け止めることが
できるようになります。

光は、放っておいても
向こうからやってきてくれるものではなく
自らの力で掴みとるものです。

夫婦関係も同じですよね。
お互いを理解しあい、尊重しようという
意識がなければうまくいくはずがありません。

尊いはずの結婚にも
光と闇が同居しているのです。

子育てもそう。
尊いはずなのに、大切なはずなのに
光と闇は常に混在していますね。

それって、矛盾ではなく

尊い=二極の側面がある

そういうことだと思います。

幸せな妊娠、出産、
そのため準備万端になるまでは
望まない妊娠を避けるためだけではなく
大切な自分とパートナーを
性感染症から守るためにも、避妊は絶対です。

だけど残念ながら、
現在の避妊法に100%はありません。
そんななか、ひとつだけ100%の避妊法があります。

それは、

『セックスをしないこと』

社会的に未熟で
不意打ちの妊娠を受け止めらない状況なら、
いっそのこと「セックスをしない」という選択も
ありなんだよ、ということを
子どもたちに伝えるべきでしょう。

セックスするな!
まだ早い!
子どものくせに!

頭ごなしに禁じるだけでは
何も響きません。

それどころか、
思春期の子どもたちは
共感もしてくれずに正義だけを振りかざしてくる
大人に嫌悪感を抱き
信頼することができない不安感、
認めてほしい気持ちから
見せかけの異性からの優しさに
フラっとなびいてしまうことだってあるでしょう。

子どもたちが自ら考え、
選択できる正しい知識を提供する・・・

それがわたしたち大人の役目、
性教育の骨幹だと思っています。

また
「妊娠中絶はすべきではない」
「妊娠中絶は悪だ」
という教えも短絡的すぎます。

人殺しだとか、
最低な人間のすることだとか。

望まない妊娠を避けたいがために
そのようなネガティブ情報だけを
子どもたちに植え付けたなら

もしも、望まない妊娠をしてしまったときに
人殺しの自分は生きている資格さえないと
追い込んでしまうことにもなりかねません。

どんなに気をつけていても
望まない妊娠はあり得ます。

それは、どんな人にとっても、です。

悩んで悩んで
幸せな人生を歩んでいくために
渾身の勇気を振り絞って決定されたことに対し

誰が悪いとか、誰のせいとか
そんな薄っぺらいことではなく
もしもそうなったときには
女の子は、自分で意思決定する権利があること、
そしてその決定によって、
人間の価値は決まらないこと。

そんなことを伝えてあげられたらいいなと
思います。

 

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