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2015.01.09

生理再開しないから断乳する?

産後1年、現在授乳中のママが、
膣炎にかかり婦人科を受診しました。
そのクリニックで
まだ産後の生理が来ていないことを話すと
ついでに超音波エコーで子宮と卵巣も診ておきましょう
ということになりました。

医師の診断は

子宮が小さく萎縮してしまっている。
卵巣もまったく働いていない。
このまま放っておくと
今後正常な機能を果たさなくなってしまうから
断乳して薬で人工的に生理を起こしましょう。

というものでした。

初老の女性の生殖器の状態だよと言われ
彼女は愕然。

不妊になるのでは?と焦って
早急に断乳について相談したいと
ばぶばぶを訪れたのでした。

授乳中のママの子宮や卵巣は
どうなっているかというと。

「まだ授乳しなくちゃいけない小さな子がいて
ママは大忙しだから
次の排卵や妊娠はちょっと待ってね」

とセンサーが働き、冬眠状態になるんです。
だから、授乳中は生理が来にくいです。

もちろん、個人差や体質もあるので
完全母乳育児をしていても
産後2ヶ月で生理再開することも
ありますから絶対ではありませんが、

『授乳中=生理再開は遅れがち
子宮・卵巣は小さくなってて当たり前』

です。

産後1年を過ぎていても
授乳中である限りは排卵抑制作用を持つ
おっぱいホルモンが分泌されているので
生理は起こらなくてもまったく異常ではないし、
何も心配することはありません。

わたしも経験があります。
第5子が、本当におっぱいの好きな子だったんです。
ひたすら夜間の授乳が多かったのですが、
結果、彼女がおっぱいを卒業するまでの2年3ヶ月間
プラス妊娠期間を加えて丸3年、
わたしは生理がありませんでした。(⌒-⌒; )

おっぱいを卒業した途端、それから1ヶ月で見事生理再開!
当たり前とはいえ、
女性のカラダって
わたしのカラダってすごい!!!!
感動したのを覚えています。

もうおっぱいをあげなければいけない
小さい子はいませんよ。
だからそろそろ次の子を妊娠する準備に
かかりますね。

と、母体のセンサーが働いて
卵巣が長い眠りから覚めます。
そして排卵が起き、
生理が再開するのです。
神秘だね〜〜。

授乳中はどんなに長く生理がなくても
卵巣や子宮は干物にはなりません。
単にお休みして充電しているだけだと考えてくださいね。

長期授乳をして卵巣や子宮を休めてあげることで
干物になるどころか、逆に生殖器はパワーアップ、
婦人科系の病気にもかかりにくくなるんですよ。

卵巣は卵子を作り出す器官。
卵巣から卵子が1ヶ月に1回、排卵されますが
そのたびに卵巣はダメージを受けて
損傷と修復を繰り返しているんです。
子宮も同様に、毎月の生理は子宮を疲労させます。
その過程で生殖器の細胞に負担をかけて、その蓄積が
ガンを引き起こすリスクになるといわれています。
だから、排卵回数が少ないほど
生理の回数が少ないほど、
婦人科系の病気にかかりにくくなります。

と、いうことは、

わたしのように多産の女性は病気になりにくいし、
わたしのようにずーっと授乳してる人もになりにくい、
ってことですよね。

長期間授乳をして生理をストップさせることには
医学的にプラス方向の意義があるということが
わかります。

よって、
早く次の子を妊娠しなきゃいけない、という
なんらかの事情がある場合を除いては
産後の生理再開が遅いからという理由で
断乳する必要はまったくありません!

受診しなければいけないのは、
断乳、卒乳して3ヶ月以上経過するのに
生理がこない場合。

そのときは早めに診てもらってくださいね。

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