HISAKOブログHISAKOブログ
2020.09.08

若いママ・・・何が悪い?!

私は18歳で妊娠、19歳で出産し
2歳差でポンポンと産み
今は3児の母になりました。

長女を妊娠した時
私の身内勢揃いで「若いから無理。堕ろせ」と
口を揃えて言ってきました。

子どもがいると遊べなくなる
好きな事もできなくなる
もう一回二人でよく考えろ
子どもが子どもを産むようなもの
絶対無理

私の事を想って
いろんな意見を言ってくれたのだと
今となっては思うんですが‥

・・・ですが!!!

やっぱりあの時言われた言葉が今も離れず
ムカつくんです!

若くして産んだらあかんの?
そんなにも言われなあかんかった?
あの時ホントに辛かった!

堕ろすって
どんなに辛いことか分かって言ってる?

あの頃の自分に戻って
いろいろ意見してきた身内に
キレてやりたい!!!!!

若くで妊娠出産したらあかんのですか?

幼稚園でも
年齢聞かれた後になぜか
距離を取るママさんがいたりする・・・

若いからなんなん?
子育てはみんな一緒やん!
若くで産んだらなんで偏見の目で見てくるの?

今は家族5人で頑張ってるよ!

HISAKOさんどう思いますか!!!!
―――――――――――――

そうですよね。

若くても立派にがんばっているママは
世の中にたくさんいます。

だけど、偏見がない人もいれば
ある人もいるわけで・・・

なんで!?
と思うかもしれませんが、それが世間の声ですね。

しっかり子育てしているあなたの姿は
見てくれる人はちゃんと見てくれています。
なので堂々としていればいいと思います。

計画性に欠けて、
まさかの妊娠→出産
ということは
どの年齢層でもあり得ます。

高齢出産が多い今の時代に、
若くして子育てが終わるなんてうらやましい話。
よいか悪いかは他人が判断することでは
ないですよね。

世の中にはいろいろな人がいることを理解して、
冷たい言葉を浴びせる人には
これから先もたくさん出会うことを覚悟しましょうね。

開き直るのではないですよ。
トゲトゲする気持ちは捨てましょう。

『若いママは未熟だ』
というケースもあるのが事実です。
そんな偏見の中で、自分はがんばっている!という
前向きな自信を持ってください。

心ない言葉の数々は
ママとしてのあなたを強くしてくれる
原動力にしましょうね!

わたしは24歳から連続して10人産み、
離婚、再婚、現在12人目妊娠中。
あなたと方向は違うけれど、
世間一般からは逸脱した、
少数派の生き方をしてきました。

若年ママ、子だくさんなど
アウェーななかをがんばって生き抜いている
わたしたちだからこそ、

人より多めに
いろいろな摩擦や悩みを潜り抜け、
人間的に成長していけることもあると思います!

そしてもちろん、
変化球に富んだ生き方を
肯定し、応援してくれる人もたくさんいます。

子育てをがんばって・・・というより
わたしは若いママに
幸せになってほしい。

苦労があってもあなたが幸せなら、
それこそが子どもにとっても
最高なことだと思います。

ある程度年齢を重ねてからの出産だと
社会経験や社会的な地位、スキルを持っていて
そんなママほど、家庭に入ってから窮屈さや
自由のなさを感じてしまうことも多いです。

でも、若いママは
考え方も価値観もまだまだ未完成で柔軟性があります。
伸びしろだらけ!ということは、
子育てを通して子どもと一緒に育っていくことができ、
夫婦関係でも、仕事でも、ママ友づきあいでも
生き方さまざまな部分で方向転換や軌道修正する力が育っていく。

それって素晴らしいことだと思います!

さて、ここからは
ちょっと厳しいお話をします。

産みたい
結婚したい

それは自由ですが、
何があっても絶対に親に頼らない覚悟が
当時のあなたにあったでしょうか。

堕ろすことを勧めてきた身内の気持ち。
あのとき、なぜあなたの産みたい気持ちを
理解してくれなかったのでしょう。

そこにどんな想いがあったのか
冷静に考えたことはありますか?

その深い心理に想いを馳せることができる・・・
相手の立場になって、
自分の価値観とは違う側面から
物事を考えてみることができる・・・

わたしはあなたに、
そんな大きな器を持った大人の女性であってほしいと
思います。

実際、心理学・社会学的には
10代の出産は社会的立場の不利が問題視されている
という現実があります。

それは、単なる偏見とかではなく
研究における多くの統計と分析による
根拠に基づいたな考察です。

パートナーの年齢や、
社会人なのか否かにもよりますが

10代の出産には
経済的な問題が多くのしかかってくるケースが
圧倒的に多いのが現実。

また女性が
専門的知識や技術を学ぶ機会を持てないまま
あるいは中断されて
若くしてママになることのリスク・・・

そこまで具体的な危機管理を
人生経験を積んでこられたあなたのご両親は
考えたはずです。

もしも娘が出産後に体調不良になったり
彼に何か問題が起きたりして
食べていけない状況になったら。

それでも歯を食いしばって
命がけで働くのか。

最悪、
子どもを施設に預ける覚悟はあるのか。

彼が心変わりしたり、
DVやモラハラ、浮気や借金などで離婚になっても

どんなことがあろうとも
親を頼らずにシングルマザーとして生きていく覚悟が
あるのか。

子どもが障害を抱えて生まれてきたとき
一生支える覚悟はできているのか。

きっと、18歳当時のあなたは
それらひとつひとつの危機回避について
きちんと考え、頭の中でクリアな答えを出すこともなく
浅い決意だけで「覚悟はある」と
宣言したのではないかと思います。
(違ったらごめんね)

何か予期せぬ問題が起きた時
10代の出産では、不安定な生活から
貧困へと一直線になる可能性がある・・・

先を見越すことができる
成熟した大人ならではの
あなたを大切に思うゆえの誠実な忠告だったはず。

その深い深い愛を
あなたは理解しなければなりません。

〝自分は離婚なんか絶対ない〟
〝旦那はまだ死なない〟

そんなことわかりませんよ。
わたしだって、自分が離婚するなんて1ミリも
思っていませんでしたから。

うちの娘も、
19歳で結婚、出産しました。

彼女も相手も大学生。
「覚悟はある」って
わたしの前で2人は宣言したけど
正直、若者特有の勢いにしか見えませんでした。

周囲の意見もろくに聞かず
突っ走ってしまうその後の姿が、

パターン1
パターン2
パターン3

45年も生きていれば
リアルにイメージできるだけに
その場の勢いや成り行きで
簡単に2人の想いを認めるわけにはいかず
わたしはずいぶん頭を悩ませました。

そのとき、わたしははじめて
自分の両親の気持ちがわかった気がしました。

娘のことが大切で大切でたまらないからこそ
親は心を鬼にして反対するんです。

親なんだから、
娘ががんばろうとしてることを
信じ、祝福してよ!
なんでそれができないの?!

という気持ち。

わたしもずっと
30代後半まで本気でそう思ってたな・・・。
今となっては、なんて自己中心的な幼い思考
だったのだろうかと恥ずかしくなりますけどね。^^;

娘は20歳になり、
とても前向きに子育て奮闘中で
わたしは全面的に応援しているけど

〝子どもを育てていく責任とは何か〟

ということの本当の理解は
まだまだ甘く未熟・・・と感じます。

若くても幸せな家庭を築こうという
あなたたち夫婦の決意と努力は
本当に立派だと思います。

その上で、現時点

たまたま、夫婦円満で
たまたま、3人の子どもに恵まれ
たまたま、経済的にもやっていけている

のだとも思います。

きつい言い方で本当にごめんなさいね。

学問的には科学的根拠に基づいて
10代の出産は児童虐待防止のために「予防」すべきもの
とされている現実があることは
受け止めなければいけません。

そういった背景を理解し、
偏見を持たれることに感情的にならず
受け止めるキャパがあってこそ、
あなたは大人の女性ですよ!

「若いからなんなん?
子育てはみんな一緒やん!」

「身内にキレてやりたい!」

そこだけに考えが及んでしまうところが若い。

がんばってるのはよくわかる!
えらいと思う!
同年齢の独身の女性なんか相手にならないぐらい
しっかりしているのは事実だと思う!

その上で、

じゃあどんなところが
自分はまだ未熟なのかな・・・

という深い部分まで
省みて、考えることができるようになると
もっと素敵です♪

伸びしろだらけ、
可能性に満ちた若いママへ。
(マジ、うらやましいわ!)

慌てなくていい。
さまざまな経験を積みながら、
時間をかけてゆっくり
成熟した本物の大人の女性に
成長していってくださいね!(^o^)/

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